20XX年
日本では化学が発展し電子通貨、電子書籍が主流となり、紙製の本の需要性は下がりつつあった。また、エコ化と称し『紙ゼロ計画』が打診され紙製の本の需要性の下がりに拍車をかけたのも事実だ。その為、今では日本には、図書館、本屋などが大幅になくなり、そこに保管、補填してあった本が、通称:『本の墓場』と呼ばれる場所に捨てられていくこととなった。そこに毎日のように夜な夜な忍び込んでは捨てられている本を読みふけっている変わり者の本田綺羅。彼はあるとき、廃図書館で地図にも載っていない地下室を見つた。そこの地下室にはある物が封印されていたのだった...