真夜中に祖母に起こされた僕は、これから起こるある事を知らされる。 知ってしまった僕に何ができるのか。 これは、何もできないちっぽけな僕と優しい祖父母との優しい思い出。

夏休みをだらだらと過ごそうとしていた僕の元に訪れたのは幼馴染のみっちゃん。 真夏の公園に引っ張り出された僕は、みっちゃんとしかたなく遊ぶことに。 これは、やる気のない僕と幼馴染のみっちゃんとの夏の思い出。

とある日の朝、海街の清々しい１日が始まる。そんな爽やかな中を闊歩するのは１人の青年。目元に不機嫌を携えて。 猫と挨拶を交わし、青年は過去を振り返る。

私には超絶美女の幼馴染がいます――――。トキメキ多き高校２年生、青春真っ只中であるはずの小池志麻子の日常は、今日も素晴らしくズレています。奇妙な幼馴染西園寺響子にいつも踊らされ、振り回されてばかり。ある日の帰り道。志麻子はそんな困った彼女に相談を持ちかけられます。「ねえ志麻子。この気持ちはいったい何かしら？　この今にも溢れ出しそうなこの気持ちを説明してちょうだい！！」「はぁっ！？」――――可笑しな美少女とそれをどうしても憎めない苦労少女のデコボコ乙女物語。

井吹と頼子のお話の続きです。まあ、ずぶ濡れになりながら走り回れば、そんなこともあるでしょうね。ちょっぴり頑張る頼子ちゃん、そして頑固な井吹さんをお楽しみください。

　暖かな春の夕暮れ時。夕日に照らされ輝く海と、眩しいほどの笑顔が行き交う商店街。その中の一角にある喫茶店『gift』には、閉店前の緩やかな時間を楽しむ常連客が残るのみ。そんな店内ですが、今日はいつもと少し様子が違っているようです。賑やかな『gift』と穏やかな『gift』、あなたはどちらがお好みですか。――出会いと別れ季節に、青年達は空を仰ぐ。

昼休み、大好きな人に神聖なる校舎裏に呼び出された綾子。『俺、綾子のことが好きなんだ。付き合ってくれないか』これは夢！？　いやいや現実。校舎裏で告白なんてちょっとベタだけど、好きならそんなの関係ない！！　もちろん答えは……。

　彼女の存在に悩みに悩む「俺」。自分の気持ちに自覚はあれど、心のどこかで何かが邪魔をする。そんな俺を差し置いて、いつも通りに余裕な彼女は俺を惑わしては妖艶に微笑む。「好き」か「嫌い」か二つに一つ。甘ーい恋は出だしが肝心！？

　晴子が偶然出会った謎の青年。聞くと、彼には名前もなければ記憶もない。彼自身、自分の存在すら疑わしいと言う……。 彼はなぜ少女の前に現れたのか。そして彼の正体はいったい―― 　真実に近づくほどに、離れる距離。募る思いは届くのか。

とある雑貨屋の娘頼子が、近所の古本屋へと足を運びます。そこには、一見だらしがない店番のお兄さんがいて――。明るい頼子とやる気が見られない物静かなお兄さん。二人のとある一時をお楽しみください。