始まりは、ごく普通のありふれた放課後、高校の図書室――
1人の男子高校生が少し変な行動をしていた。
進学高校一超秀才の四葉道長が、毎日毎日、ある百科事典のあるページをじっと見つめているのです。
それは密かに学校中の噂になっていました。
彼が見つめていたのは「悪役王女の末路」という物語の紹介部分です。
物語を読んだ彼には、なんで彼女が悪役王女なのか、最後に悲劇を迎えるのか理由が全くわかりません。
そして彼は、その王女に恋してしまいました。
「なんとか王女を助けてあげたい」と心の底から思った時、現実は異世界とつながり、彼は異世界のルフト王国に転移していました。
転移した彼は騎士アーサーとなり、アイリス王女が悪役王女のレッテルを貼られ、悲劇を迎えないよう王女を助けます。
妖精、魔女、魔族が存在する異世界でのお話です。
現実世界に居た時から道長のことが好きだった紫りんねも物語に加わります。
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