あなたは『異世界』に行ったらどうしますか？ 　謎が謎へと引きずり込むダークファンタジー。 ほどほどに高校生ライフを謳歌していた浮波城涼牙は、突然奇妙な世界へと飛ばされる。 そこは、見た事もない大森林の中だった。 一秒前まで学校にいた浮波城は、幼馴染のジルバール・レスターや、後輩の出原羅亜土と共に右往左往する。 すると、不意に自分達の持つ生徒手帳が巨大化し、喋り始めた。 曰く、ここは『異世界』で、『魔神』に蹂躙されようとしている。それ阻止する為に、千三高校の生徒達を何名か召喚したという事だった。 元の世界に帰るには、『魔神』を討伐しなければならない。 けれど、それを邪魔しようとする『裏切り者』も、召喚された者達の中に紛れ込んでいるらしい。 最初は半信半疑だった浮波城だが、頭脳明晰な幼馴染の考察。 召喚する事が出来てしまった『神器』と呼ばれる武器。 そして、襲いかかって来る魔物との戦闘を経て、嫌が応にも自分達の置かれた状況を理解していく。 覚悟を決めた浮波城達は、元の世界に帰る為の行動を開始するのだった。