生きる価値を見失ったおじさん『藤堂 康之』が、悪戯で路線に置かれた置き石が原因で電車が脱線して亡くなる。それをきっかけに、異世界に転移して、人の怒り、悲しみ、憎悪、嫉妬などの悪感情を具現化し、魔物に変えることができる人間を倒すための物語。各地に存在する魔界門を閉鎖することで、その人間が完全消滅するため、門を閉鎖させるために奮闘する。
転移した際、《恩寵》として対象者1人を催眠をかけることができる能力を授かるが、さまざまな制限があり、戦闘において使い勝手が悪い。魔女から与えられた本は白紙であり、何を書いてあるか読めないが、その神の理が記されている。魔界門の閉鎖に動く傍ら、白紙の魔導書の解読を目指す。