聖クリーチャー王国の女性貴族の優劣は「治癒能力」で決まる。そんな王国で生まれつき魔力を全く持たないミシェルは落ちこぼれの烙印を押され、狭くくらい天井裏の部屋で毎日継母と義理の姉のいじめに耐える日々であった。
次第に彼女は感情すらも失ってしまう。
しかし、人々に「ネズミの人形」と揶揄される彼女は現代に転生し、花よ蝶よと大切に育てられやっと愛を知り感情を取り戻す。そして成長しその明晰な頭脳を用いて医者になる。
たくさんの人々を救う中で、充実した日々を送るミシェルだが、あるきっかけで聖クリーチャー王国に出戻ることになる。そこで彼女は落ちこぼれ令嬢の汚名を返上し、バカにしてきた貴族連中を見返すことになる。
そうして彼女が何を思い、何を選択するのか…。
ミシェルの波乱に満ちた人生の物語。
注意
前半いじめの要素を含みます。
後半ざまぁ要素を含みます。
以上のことが苦手な人はあまり読むのをおすすめしません。