リーバイル地方はオレンジ・ラックという電子麻薬の生産で生活している遊牧民の土地だった。それは、オレンジ・グラスという、地上のグランド・ケルプといっていい草に実る。
実は電子での反発で喫水線まで沈ませた砲台だけをのぞかせた戦艦を浮かばせ、凜ターローゼ帝国、サフラル共和国などが、勢力を争っていた。リーバイル地方はサフラル共和国に俗事ているが、毎年のように反乱を起こしていた。
旅好きのホーミーエラーが帰ってきたのは、毎度の反乱を助けるためだった。
奇人で奇策好きのサフラル共和国の提督、ラビリファルが鎮圧のために派遣されてきていたとの話だ。
だが、ホーミーエラーを代表とするリーバイルの戦闘組織雷鹿(らいか)は負けて、四散してしまう。
それがリンターローゼ国からリーバイルへの援軍として派遣された傭兵エバリートと争いきっかけとなる。
シリアス 男主人公 女主人公 群像劇 SF 海戦 戦記
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