寝なければ、と思っているのに眠れない。
「明日早起きできるの?」
「明日起きられなくても知らないからね。」
何度叱られても早寝できない。
静かで、誰の邪魔も入らなくて、安心できる。
そんな深くて暗い限られた時間に甘えてしまう。
そんな日が続くことはありますか?
誰にも共通して起こりうる、恐ろしくも依存してしまう夜更かしの連鎖。
その連鎖に、自ら足を踏み入れた少女は何を思い、深夜に何を生み出すのか。
その連鎖から抜け出すことができるのか、そもそも少女はその連鎖から離れることを望んでいるのか。
それを知ることができるのは、家でただ一人遅すぎる時間でも起き続けている少女自身と、少女の物語に興味を持つあなただけです。