辻元龍志は大学の入学式の日に藤岡せとなに一目惚れする。せとなはとても美しかったが口が悪かった。笑う事があるのかと思うほど無表情でいつもヘッドフォンをしていた。
せとなには好きな人がいる。昔付き合っていた高校時代の先輩まさやだ。せとなは別れた今でも一途に想っていた。まさやの前ではとても嬉しそうに笑うせとなはとても可愛くせとなを笑わせる事ができるまさやを羨ましいとたつしは思った。
まさやは結婚していて、幸せそうだったしかし、たつしは隣街でまさやではない男性と腕を組んで歩いているまさやの妻を目撃する。
日常 一途 片想い
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