ある王国の第二王女が冤罪で処刑された。
真面目で優しい人だった。孤児院や治療院を支援し、公務をこなし、頑張ってきた彼女の終わりは冤罪での処刑だった。命が終えた後であっても彼女は自身の潔白が証明されることを望み、一通の手紙を託した。
王国の慈悲だとさえいわれた王女の処刑。
王女が処刑された時、彼女と関わりがあった人々は何を思い、どう行動したのか…。
人が一人死んでも何も変わらないかもしれない。もしかしたら、大きな何かが変わってしまうかもしれない…そんな話です。
人が死ぬ表現があります。
王女は死に戻りません(死んだままです)。
恋愛要素はありません。
たぶんハッピーエンドではありません。苦手な方はご注意ください。