※1日1話更新※ 医療系社会派ミステリーBL
『WOは脳が求める本能の恋』
第二の性が存在する世界。onlyは本気で好きになったotherとの性交でしか妊娠しない希少な性だ。分泌されるホルモンの関係なのだが、条件さえ揃えばonlyは相手が同性でも異性でも、男女問わず妊娠できてしまう。しかし条件が揃う方が難しく基本は妊娠しにくい。故にレイプ対象などになり易く、伏せている者が多い。更には数が少なく優秀な遺伝子を有する者が多いのが特徴だ。だが、onlyを妊娠させられる性がotherであり、男女問わず問わず妊娠させることが可能だ。only同様希少である。onlyとotherは互いにフェロモンを発し、欲情し合って性交に及ぶ。特にotherがonlyを求める傾向が強く、otherによるonlyレイプは社会問題にもなっている。
理化学研究所からの出向で慶愛大学で講師を務める向井理玖はonlyであることを隠して仕事をしている。自分の特殊な性について研究するため医師になり、研究員になった。人付き合いは最低限、印象に残らないよう当たり障りなく毎日を過ごす理玖だが、一つだけ楽しみにしていることがある。毎日午後二時、理玖の研究室に雑用のために来てくれる事務員の空咲晴翔との何気ないやり取りは、どうしてか理玖にとって心地が良い。きっと、距離感や雰囲気が理玖にとってちょうど良い。昔、実家で飼っていた犬と似ているんだと思う。晴翔との何気ない会話が理玖の唯一の癒しだった。
新年度が始まり、去年より晴翔との距離が縮まる中で、事件が起きる。窃盗事件に居合わせた晴翔に抱き締められた理玖が記憶が曖昧になるほど大量のフェロモンを発してしまうのだが――――――。
王子様系(ワンコ系?)年下事務員(実はスパダリ)×不器用で乙女脳な若き天才学者の両片思い→溺愛→医療系ミステリーBLです。
※WOバースは作者の創作です。
物語の進行にあわせて設定を説明しているので、楽しんで読んでいただければと思います。
※【R18】割愛しています。
【R15】ラベリングしていますので御自衛ください。
【fujossy・アルファポリス・エブリスタ・小説家になろうで連載中】
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読了時間:約311分(155,315文字)