美咲マリア。十歳。小学生。超美少女。人形のように美しい少女である。しかし、彼女はある秘密をもっていた。実はオックスフォード大学を首席で卒業し、今年マサチューセッツ工科大学に入学した才媛だったのだ。IQ二〇〇以上で、世界で指折りの数学者、プログラマーでもあった。つまり精神は大人、肉体は子供という危ういバランスを持つ少女なのだ。今の時代、リモート、ネットで授業を受けられるため、普段は日本にいても問題はない。彼女の本当の顔を知っているのは、ほんの数人で、いつもは私立の小学校に通う三年生だ。そんな折、親戚の上野一平が城南大学に入学し、美咲邸に下宿するようになる。そして、美咲家のばあや、孫娘のゆきちゃん、友達のラッキー、悪ガキ三人組とともに様々な事件やトラブルに巻き込まれて、難事件を解決していく。一平は真面目な好青年であるがマリアの危うい魅力にみせられていき悩んでしまう。
ギャグ ネット小説大賞九感想
読了時間:約127分(63,400文字)