作品一覧全3件
連載 1エピソード
 美咲マリア。十歳。小学生。超美少女。人形のように美しい少女である。しかし、彼女はある秘密をもっていた。実はオックスフォード大学を首席で卒業し、今年マサチューセッツ工科大学に入学した才媛だったのだ。IQ二〇〇以上で、世界で指折りの数学者、プログラマーでもあった。つまり精神は大人、肉体は子供という危ういバランスを持つ少女なのだ。今の時代、リモート、ネットで授業を受けられるため、普段は日本にいても問題はない。彼女の本当の顔を知っているのは、ほんの数人で、いつもは私立の小学校に通う三年生だ。そんな折、親戚の上野一平が城南大学に入学し、美咲邸に下宿するようになる。そして、美咲家のばあや、孫娘のゆきちゃん、友達のラッキー、悪ガキ三人組とともに様々な事件やトラブルに巻き込まれて、難事件を解決していく。一平は真面目な好青年であるがマリアの危うい魅力にみせられていき悩んでしまう。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2021年05月22日
ギャグ ネット小説大賞九感想 読了時間:約127分(63,400文字)
連載 1エピソード
 美咲マリア。十歳。小学生。超美少女。人形のように美しい少女である。しかし、彼女はある秘密をもっていた。実はオックスフォード大学を首席で卒業し、今年マサチューセッツ工科大学に入学した才媛だったのだ。IQ二〇〇以上で、世界で指折りの数学者、プログラマーでもあった。つまり精神は大人、肉体は子供という危ういバランスを持つ少女なのだ。今の時代、リモート、ネットで授業を受けられるため、普段は日本にいても問題はない。彼女の本当の顔を知っているのは、ほんの数人で、いつもは私立の小学校に通う三年生だ。そんな折、親戚の上野一平が城南大学に入学し、美咲邸に下宿するようになる。そして、美咲家のばあや、孫娘のゆきちゃん、友達のラッキー、悪ガキ三人組とともに様々な事件やトラブルに巻き込まれて、難事件を解決していく。一平は真面目な好青年であるがマリアの危うい魅力にみせられていき悩んでしまう。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2021年05月22日
ギャグ ネット小説大賞九感想 読了時間:約126分(62,522文字)
短編
 ぼくこと浜田一平は、東京の大学の工学部の四年生で、将来はコンピューターのプログラマーになりたいと思っていた。夢は童話作家になって子供たちを楽しませることだった。  ぼくは伊豆への一人旅の途中に、ひとりの女子大生に出会う。 彼女も一人で旅行しており、旅は道連れということで、一緒に観光を楽しむことになる。  彼女の名前は、池田かすみ。甘い顔立ちの、背が高く、プロポーションがよくて、そのくせとてもやさしい聡明な美人だった。  ぼくは、すぐにかすみに魅せられて、恋をした。彼女もぼくを気に入ってくれ、すぐに仲良くなり、色々なことを話すようになった。  ただ、ひとつ気になったのは、彼女がこの伊豆へきたのは失恋旅行のためのような気がしてならなかったからだ。ぼくが書いた悲しい童話を読んでもらったのだが、心が乱れたのか、泣いてしまったのだ。  その夜、ぼくたちは、ひとつになる。次の日も、下田の町を散策した後、旅館で激しく愛し合う。しかし、次の朝、目を覚ますと、彼女は忽然と消えていた。  彼女はその態度から、絶対ぼくに好意をもってくれたはずだと思っていたのだ。やはり、失恋した恋人のことが忘れられないのだろうか?   ぼくは彼女のことが忘れられず、その行方を探し求めていたが、一年後にやっと彼女を見つける手掛かりを発見する。簡単な推理だったのだ。  再会を期待して彼女の大学へかすみに会いに行くが、ぼくは想像もしなかった秘密を打ち明けられる。モダンな現代の古典的な恋の物語である。  テーマは、ゴーガンの大作の題名である“われわれは、何処から来たのか? われわれは、何者か? われわれは、何処へ行くのか? ”という人間の魂のアイデンティティの問題である。  しかし、これはひとりの魔法使いの仕業だった。
作品情報
純文学[文芸] R15
最終更新日:2021年05月22日
日常 ネット小説大賞九感想 シリアス 読了時間:約56分(27,514文字)