目つきの悪さのせいで何かと誤解されやす人生を送ってきた東玖郎。 ある日、大学の行きがけにたまたま寄ったコンビニで、居合わせた9人と共に異世界召喚に巻き込まれてしまう。 召喚された国で他の面々たちが英雄だのなんだのと祭り上げられる中、人相の悪さのせいで玖郎は一人だけ素性を隠されて扱われてしまうことに。 それでも玖郎は、冒険者になり、地味ながらも細々と異世界生活を楽しんでいた。 しかし、あることがきっかけで大きな陰謀に巻き込まれ、国から追放という名の処刑宣告を受けてしまう。 玖郎は、運よく生き残り必死の抗いによりなんとか危機を脱するも、瀕死の状態で意識を失ってしまう・・‥‥。 そして、目が覚めた時には魔狼の姿になっていた！ これは、人狼《ライカンスロープ》になった異世界人東玖郎の、行き当たりばったりな放浪物語である。