作品一覧全3件
代表作 連載 完結済 171エピソード
陰謀の陰舞い踊る、宵闇の帝都。 最高級の知識人である『学術師』の二つ名をもつ青年・レオンハルト・フォーゲルは、その陰謀の只中に巻き込まれ、かつて友と呼んだ男・ヒュウガ・アマギによる軍人としての襲撃を受けた。 同時に、かつて命を救った少女・ミナト・ライドウからも仇と呼ばれ、戦わねばならない苦境に陥ってしまう。 陰謀は暗く、深く、かつて十年前に引き起こされた地獄の惨劇すらも絡み付き、レオンハルトを苦しめていく。 そして彼が、全ての鍵となる先達のランドルフ・カウフマン教授を弾劾した時、その陰謀は帝国全てへと禍いを振りまく悍ましい物へと姿を変えていった……。 戦いの舞台は帝都から国内に散見される遺跡へ。 レオンハルトを仇と呼び、その命を狙ったミナトは、自らの非を認め、そして何より恩人のために命懸けで尽くそうという覚悟を見せた。 かつての友、ヒュウガもまた、友であることに変わりはなく、再会を祝して杯を重ね、そしてまた、共に戦うことを約束してくれた。 同僚の『学術師』、才媛の美女・エレナ・リーマン、さらにレオンハルト自身の謎を飲み込んだままおくびにも出さない、小型の自律稼働コミュニケーションマシン=コム。 彼らもまた、レオンハルトを助け、共に歩んでいく。 教授の足跡を追うたびに姿を見せる秘密結社と謎の人形(ひとがた)。 連中にこの世界を自由にさせる訳にはいかない。 レオンハルトは戦う。自身が巻き込まれた十年前の惨劇、その全てを終わらせるために。 レオンハルトは戦う。自身に秘められた謎を一時でも忘れるために……。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年04月30日
シリアス 男主人公 西洋 近世 魔法 オリジナル戦記 読了時間:約525分(262,441文字)
連載 完結済 34エピソード
死闘を超えて得た安らぎの日々。 そんなある日、学術師レオンハルト・フォーゲルは、恋人となったミナト・ライドウからの願いを受け、彼が今まで歩んできた道を打ち明けることとなった。 幼き日々に受けた迫害はどういったものだったのか? どのような教えを受けて、魔導士と呼ばれるほどの高みに至ったのか? 彼が語ろうとしなかった来歴が、少しずつ明かされる……。 ※本作品は『学術師レオンハルト ~人形たちの宴~』の続編になります。 先に『人形たちの宴』を一読していただきますことをお願いいたします。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2024年08月31日
シリアス 男主人公 西洋 近代 魔法 読了時間:約93分(46,236文字)
連載 完結済 63エピソード
 かつて、帝国の特務部隊『影の兵士隊(シャッテンクリーガー)』に所属していた男、『ヒュウガ・アマギ』。  退役した彼は、寒村にて狩人を営んでいた。  ある日、彼は雪山にて遭難していた一人の美女を救う。  無理な国境越えをしてきたその女は、名を『フローレンス』とのみ名乗り、彼の元に身を寄せる形となった。  フローレンスは仇を討つための力を得るため国境を越えたと言い、ヒュウガはその仇討ちに助力することを請け負う。  だが、フローレンスの前身、仇の正体と次々と明らかになる事実から、ヒュウガは己の因縁が絡むことを知り、彼女の仇討ちへの認識を改める。  切り捨てたはずの過去の伝手を手繰り、その冷酷な手腕を持って、彼女の仇を仕留めようとするヒュウガ。  そんな彼が仕掛けた罠に乗った仇――ゲシノク・バートランド。  その首を獲り、仇討ちはなるのか?  仇討ちの向こうに救いはあるのか?  罠を飲み込んだ黒き森は、ただ沈黙する。  二人の心の内そのままのように……。 ※本作品は、『学術師レオンハルト~人形たちの宴~』の外伝作品です。  先に本編をご一読いただけますと、内容がより深く理解できます。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年12月28日
シリアス 男主人公 西洋 近代 復讐譚 読了時間:約165分(82,365文字)