作品一覧全2件
連載 完結済 5エピソード
我孫子芽友は空気が読むことに長けていた。しかし小学高学年で、クラスメイトから『本当に空気読めないよね』と言われ、自信をなくし、中学時代も立ち直れず、知り合いのいない高校に進学した。  そこには鬼仏雫の姿があった。  中学時代、誰からも相手にされなかった芽友に唯一話しかけてくれた相手。  卒業間近に長かった髪の毛をバッサリ切って、今の彼女の髪は短かった。  七不思議の一つ『願いが叶う案山子』の前で、涙を流しながら拝む雫を見て、彼女の願いを叶えようとする芽友。  でも、どうすればいいかわからないでいる時に、電話ボックスから呼び鈴が鳴った。 相手は異世界にいる自分で、女性だった。 彼女のことをサツキと呼んだ。  当初は疑っていた芽友だが、心が詠まれ、自分とは違い明るくとても話しやすいサツキに、芽衣は雫のことを話した。 雫を恋人にする提案をされた。  全く具体的内容もないサツキの指示に、芽友は黙って従った。  雫と話す機会も増え、馴染めなかったクラスメイトとも仲良くなっていった。 小学校の頃に彼女と会っていたことを知らされたこともあって、芽友は雫に告白したが。  芽友が好きなのは私じゃなくてサツキだと言われてしまう。  小学生で好きになって、中学の時芽友を助けようとしたが上手くいかず、そんな時に雫も異世界の男性である自分とあの電話ボックスで話し、好きになった。  髪を切ったのも、彼の声が聞こえなくなり、上手く思い出せなくて、足掻いたのが理由だと告白される。  サツキは自分が作り出した幻聴と理解しながらも話したい気持ち。  それでも雫が好きな気持ちも確かで、葛藤する芽友。  芽友はサツキが好きな気持ちを捨てずに、雫と一緒にいる決断をする。 何故なら、サツキが好きなことで、自分を好きになれて、そんな自分を好きになってくれた雫がいてくれるから。 芽友の結論に雫も同意して、これからもっと、自分も相手も好きになれるように話がしたいと、二人は思った。  
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2022年06月10日
日常 青春 ラブコメ ほのぼの 男主人公 学園 現代 読了時間:約196分(97,872文字)
連載 7エピソード
25歳の蒼砥輪は、同級生の恭平と再会する。彼は輪が高校時代所属していたグループ「カノープス」の一人で、輪はそのグループから追い出されていて、恭平とも音信不通になっていた。 グループのリーダーである星夢希空が今、あまり幸せではないということを知り、いまの生活に満足いってないことも重なって、もう一度高校生活をやり直したいと思った。 クリスマスの夜。女神に導かれ、輪は高校の入学式の日にタイムリープする。 しかし使用料として900万円の借金を背負うことになる。
作品情報
空想科学[SF]
最終更新日:2021年12月25日
青春 タイムマシン 学園 現代 タイムリープ 読了時間:約134分(66,851文字)