「これからは、この子が虎月堂の跡取りや」
京都の老舗茶舗「虎月堂」の跡取り娘として育ってきた虎月葛葉(とらつきくずは)は、ある日祖母が連れてきた腹違いの弟にその座を奪われる。
「私は待ってるだけのお姫さまなんかにはならない。自分の力で、私なりの生き方を見つけてみせる!」
そう誓って家を出た葛葉は、東京でキャリアウーマンとして奮闘する日々を送っていたが、
ある日突然、祖母の腹心である幼馴染、郁島蔵王が現れた。
「私を京都に連れ戻しにきたの!?」
同時に舞い込んできた、茶道の家元との政略結婚に強く反発する葛葉だったが、どうやら蔵王には別の意図がありそうで…?
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自分らしい生き方を模索しながら、仕事に恋に奮闘するアラサー女子と、それを取り巻く人々の物語です。
折々で登場する、京都のおもたせやグルメなども楽しみながら読んでいただけたら嬉しいなと思っております。
感想、レビューなど大歓迎です♪
*カクヨムにて先行連載中。先が気になる方はそちらをご覧ください。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220631540356
また、この作品は、2020年4月に富士見L文庫から発売した「京都で一服いかがでしょう」の五年前を描いたスピンオフ作品でもあります。
既存作を未読の方でも問題なくお楽しみいただける内容となっておりますが、もしご興味を持っていただけた場合は、こちらも手に取ってみていただけますと幸いです♪
https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/321912000489.html