※ジャンルは童話ですが、暴力的な表現や自然災害を想起させる描写があるため、R15かつ残酷な描写ありとさせて頂いております。
周りを山に囲まれた村と湖があり、そこには『水使い』と呼ばれる人たちがいました。湖が干上がったり、逆に水かさが増して村が水没したりしないように、湖の女神に祈りをささげたり、水を操ったりする事が水使いの役割でした。ある時、年老いた水使いに拾われた孤児は、湖の女神の姿を見る事が出来ました。やがて彼女は他の水使いたちにはない不思議な力を宿すようになり、村人たちから最も尊敬される水使いになるのですが……