ある日、事故によって命を落とした「ただの生徒会長」の神崎は、目を覚ますと、知らない場所で座っていた。 周りを見渡すと、知ってるような、知らないような人たちが、自分の方に膝をついている。 ここはまさか... 自分が中学生のときに作った黒歴史漫画の世界！ 何故漫画の中にいるのか、自分は死んだはず、この膝をついてる人たちって誰？ 色々な疑問が渦巻く中、神崎はその疑問を投げかけようと、口を開いた。 しかし、口から出てきたのは野太い声に、荘厳な喋り口調で... 「ヘリオス様、御身のご復活、大変喜ばしく思います」 「ねぇヘリオス様〜！褒めて褒めて〜！」 「ああ慈悲深きヘリオス様...やはり我らの主人は貴方様以外あり得ない！」 ヘリオスって...俺が作った魔王の名前？ まさか、俺、魔王ヘリオスに転生してる!? 前世は会長、今は魔王 人の上に立つ者が、これからどう立ち回るのか。 声のでかい暴君が、従者もろとも巻き込んで起こす、無双ファンタジー。 さて、 生徒会長から魔王まで、一気に地位が向上していた俺の話する？