古き森に住む13歳の魔女ミーシャ・レイシアは、古き森の魔女（男）と共に住んでいた。ある日古き森の魔女（男）はミーシャに旅に出るように言った。ミーシャの母が残した魔法の石、聖霊石を集めてくるようにと、ミーシャはお願いされる。 一緒に住んでいた古き森の魔女（男）に恩返しするために、母親の形見である聖霊石を集める旅へと向かうミーシャ。 古き森を抜けて一つ目の町でミーシャは聖霊石を見つける。その聖霊石は水を司るアクアマリンの聖霊石だった。アクアマリンは、町の湖の水を全て枯らすほど大地に影響を与えていた。 貴族のものになっていたり、お祭りの景品になっていたり、はたまた屋敷を全焼させたりする摩訶不思議な聖霊石を懸命に集め、古き森の魔女（男）の元へ戻る魔女のお話。

ーーー閻羅様、どうか私と別れてください。 冥界の管理職、ルンフェイには恋人がいた。それは、冥界の王、冥府の裁判官。閻魔大魔王、閻羅だった。しかし、ルンフェイは閻羅に告白されたことなどなく、交際をしてほしいと言われたわけでもないのに、ある日突然恋人に認定されていたのです。さらに半年後には結婚するとまで告げられてしまい、もう後戻りは出来ないところまで追い詰められてしまっていました。 きちんとした手順を踏んでいないのに、交際を……果てには結婚するなんて出来ません！どうか別れてほしいのです！……とりあえず、お友だちから始めませんか？ その一言を言うために、冥府の隅っこ役人だったルンフェイが、勘違い閻羅様と勘違いから始まる恋愛を繰り広げるお話です。 ※後半は少し糖度が高めになっております、苦手な方はご注意ください。