水と大地に恵まれた国『水華卿』
貿易を必要としないこの国は、
60年前の大戦でも勝利を収め長きにわたって安定を保っていた。
しかし、それは突如襲った大津波によって断たれることとなった。
安定を失った国は民を見捨て、民は混乱の中で秩序を失った。
『生きるため』人々は犯罪を繰り返し、
やがて犯罪は人身売買にまでおよびその標的は子供たちへと絞られた。
海外に売り飛ばされたり、臓器提供で命を落とすものがいる一方で、
子供たちは捕獲者から逃れるため、より過酷な生活を強いられていた。
そんな中、元海軍の男『キツネ』とそれに続く6人子供たちが名乗りを上げた。
彼らは自分たちのことを『フォーカスチルドレン』呼び、
混濁した国と侵略を目論むテロリストたちを相手に戦いを挑もうとしていた。