自国の王子の誕生日パーティーで突然、前世の記憶が蘇り、この世界がかつて読んでいた乙女ゲームの世界だと気がついた侯爵令嬢。
そして自分がヒロインのライバルである悪役令嬢役だということも思い出した。
さあ、となると普通は破滅フラグを避けるため逃げ出す策を考えるところ。
だが、この娘、ちょっとばかり違った。
「ってえ?待って!悪役令嬢っつってもあれじゃん!めっちゃ前世で推しだったキャラの婚約者ポジじゃん!!うっそ、これは逃せん!え?巷では逃げようとするのが鉄板!?知らぬ!推しがいて、生きてて、かつ自分と婚約者だぞ!!!そんな美味しいポジションみすみす逃してたまるか!!!」
ってことで、正々堂々勝負を挑むべく体を鍛えることにした令嬢の結末とは!?