今とは違う時間の半ば、森が荒野に変わる境目の王国に、
魔法使いは異世界からやって来た。
魔法使いは汗をかき、魔導の回廊を立ち上げて、王国中を繋げていた。
人も仕事も建物も、魔導回廊で繋がっていた。
魔力が物と仕事を繋ぐ貨幣に代わり、
魔力が人と貨幣を繋ぐ与信に代わると、
魔力は人と仕事を繋ぐ情報を伴って、魔導回廊に蓄積された。
魔法使いがやって来た世界では、それが当たり前だったから。
魔法使いが死んだその後も、永く平和が続いていくと、
魔導回廊から外れた場所は、"ダンジョン"と呼ばれるようになっていた。
※物語の100年程前に、転生者が作ったネットワーク”魔導回廊”の崩壊と復興のお話です。
主人公が転生してギャップが生まれるのではなく、世界の仕組みその物が転変し沈む事で、キャラクターのバイタリティが浮かび上がって来る群像劇を書ければと思います。
1話のテーマの中で、1200文字程度の短いエピソードが2~3つ別視点で重なっていく変則的なオムニバス形式でストーリーが進みます。
構造上、大幅な改稿が入る可能性があります。ご了承下さい。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2024年05月19日
ダーク 群像劇 冒険 日常 ミステリー サスペンス 異能力バトル ディストピア オムニバス グランドホテル形式 アンサンブルキャスト 群集劇 グランドホテル方式
読了時間:約518分(258,806文字)