アリアはユーロスギニカ騎士・魔術師学院の騎士科二年生、ユーロスギニカ王国の王女でもある。彼女はわずか少しの栄養からでも莫大な量の魔力と身体強化エネルギーを引き出す事ができる一族の中でも特異な体質を持っていた。
父である国王や兄のヘリオス王子はアリアが屈強な騎士になる事を望んでいたが、アリアは年頃の為かムキムキになりたくないと言いそれを拒否。毎日ほとんど食事をせずに有酸素運動で余る栄養を燃やしていた。
ある日いつも通り庭園外周を走っていると、倒れている黒ローブの男子生徒を発見。助けようと抱え上げると魔力を吸い取られてしまった。
魔力を吸い取るドレインは高等魔術であり、アリアにドレインを使用する事は国王が禁止していたのだが······