「サブリナ今日から、また食事量を減らさなければならない」
「そうなのですか、それでは今日は5杯目でやめておきます」
子爵令嬢のサブリナ・カーターは、大食いで満腹感を知らない。
食べることが何よりも生きがいな令嬢だ。
魔物の被害で家での、食事量が制限されたため、川や森で食べ物を探し回っていた。
ある日、森に向かうと魔物と遭遇してしまう。何とか逃げ切れたが、魔物を倒して食べれば、
食事制限も解かれ、空腹も満たされる、一石二鳥だと思い至る。
かつて英雄と言われた、祖父の残した遺品を使って、魔物を狩っていく。
自分の欲望(食欲)にどこまでも忠実な子爵令嬢の奮闘記。