ガルディバイン大陸では其の昔、人々とアシェンと呼ばれた者たちが平和に暮らしていた。アシェンは神の言葉を伝える者であり、人々はアシェンを導き手として守護していたのだ。
時代が移るとともに人々は神(古い神々)の言葉を必要としなくなる。いつしか人々は伝えてであるアシェンを迫害しその存在を大陸から追いやってしまう。
これは多くの人がアシェンを忘れてしまった時代のレイグリント王国の物語である。
レイグリント王国に一人の少女が生を受けた。
名をノア・ウィルコート。
自由奔放に過ごしていたノアに、旅立つのだ、と告げる者が現れる。その言葉を深く受け止めずにいたノアだが、少女の意志とは関係なしにアシェンと人々の因果に深く関わっていくのであった。
少女とレイグリント王国を描く物語である。