僕はこれといって不満を持ってないし、これといって困ったことも無く生活していた。家族とは仲良くやっているし、学校生活も順風満帆である。当たり前の人生。平凡な僕の人生。その当たり前のような幸福を身に染みて感じることになった2015年。僕が16歳の時。高校という新しい世界に過ごしていた一般人。つまりこの僕だが、ほんの些細な、ちょっぴり過ぎる運命のイタズラでこの地球という世界ごと人生が''変わった''。
僕は、人類は、必死に生き延びようと文化を立て直したり、新たな脅威に苦しめられながらも、生にしがみついて何とか振り落とされずに済んだ激動の変化から、7年後のお話。