地面にぶつかるまでの数秒を、色鮮やかに描いた掌編小説。

──あたしが絶対に、この残虐な神話を、争いを、終わらせてみせる。 ──そのためにあたしは、平和が来るまで戦い続けるから。 マイの生まれた世界は、何十年も争いの止まぬ国。 神話の遺物、悪しき死神に弄ばれる世界だった。 貧しさゆえに家族を喪ったマイは、全ての根源たる紛争を終わらせる決意をする。 だが彼女を待っていたのは、残酷なディストピアだった───。

作品集「おちる」のエピローグとして書きました。 初回作forget me not の女の子が残した遺書。 最後は笑っていたいし、そうであってほしい。

短編集「おちる」四作目。 脇役にもなれなかったわたしたちは、忘れるしかないのでしょうか。

forget me not, Forget Her Not に続く三作目。 「おちる」という全体タイトルをつけています。

前作forget me notで飛び降りた女の子の、クラスメイト視点でのお話。 関わりひとつないエトセトラ同士なのに、こんなにも痛いのはどうしてだろうね。

恋愛掌編三作目、今回はテイストを変えてみました。 これまで同様、Instagramにも投稿しています。

恋愛掌編の二作目ができました。 好きの種類や重さは、どうやって量ればいいんでしょうね。 Instagramにも投稿しています。

恋愛掌編が書きたくなりました。うつくしいマリオネットが、人間に恋をするお話です。 Nolaノベル、Instagramにも投稿しています。

海に住むにんげんの「わたし」は、色鮮やかな熱帯魚の女の子や人魚とともに、明るいさんご礁に暮らしている。 たわいもないお喋りはちょっぴり息がくるしいけれど、優しいみんなは毎朝わたしの家まであそびに来てくれる。 みんなの心のなかなんて、知りたくなかった──。