作品一覧全2件
短編
クリスマスも終わり、吐息が白くなるような冷え込みの厳しい日曜の朝、赤い雪は何の前触れもなく降り始めた。 遠い昔、神父様からこんな話を聞いたのだった。 「クリスマスの後、とても寒い朝に赤い雪が降ることがあります。赤い雪を見た人は、その日ひとつだけ願いごとが叶います。赤い雪は誰にでも見えるわけではなく、神様に選ばれた人だけが見ることができるのです。でもそのことを決して誰にも言ってはいけません」 「赤い雪を見るとひとつの願いが叶う」その日、私の心の中にあった、ある願いをもとに物語は進んでいく。 (星空文庫にも同じタイトルで掲載しています)
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2021年12月26日
青春 ホームドラマ ラブコメ ほのぼの 男主人公 現代 タイムリープ ネット小説大賞十感想 読了時間:約6分(2,996文字)
短編
ー偶然か、あるいは運命の導きか、黄色いリュックカバーが誠司の目の前に忽然と現れた。  奇跡のような再会、そして24年前の遠い夏の日、北アルプスでの緑との出会いが甦るー 日奈子の父、誠司との死別がきっかけで見つかった緑との手紙のやり取りで物語が展開し、やがて日奈子が知らなかった父、誠司の姿が明らかになっていく。 書簡体に託された心温まるヒューマンドラマが、山岳ロマンスという新しいジャンルを切り開く。 (星空文庫にも公開しました。作品名:山の七夕 牽牛と織姫の物語)
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2021年12月01日
年の差 悲恋 日常 青春 ほのぼの 現代 タイムトラベル 男主人公 女主人公 ネット小説大賞十感想 読了時間:約33分(16,347文字)