大陸暦1990年、エルディア大陸には二つの勢力が存在していた。片方は、大陸西部中心に位置する大国『ラミネシア王国』を中心とした、複数の人族国家。対するは、大陸東部を支配する魔族国家『ヴィルヘルム』。長い間戦力が拮抗していた二勢力の間には、近年大きな争いは起こっていなかった。しかし、2年ほど前からヴィルヘルム側の勢力が徐々に拡大していたことにより、二つの勢力には明らかな差が生まれていた。人族側はこのことに危機感を覚え、魔族に対抗するために古の昔、人族を救った『異世界の勇者』を召喚することを決定する。物語は、異世界『地球』から21人の勇者が召喚された所から始まる。