作品一覧全18件
短編
学生時代に親しくしていた異性が、同僚と結婚する事になったことを知った瀬上範人は、昼間っから深酒をした。 さらに酔いたいと飲み屋を探していると、とある看板もないBarにたどり着いて……
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年03月26日
青春 読了時間:約19分(9,077文字)
短編
 高校生として最後の市民ハーフマラソン大会に出場する西風舘琴花は、大会に出場するライバル、歌書珠子がドーピングをしていることを知る。  珠子はそれを糾弾する琴花に、自分は勝つために走るシリアスランナーで、琴花を楽しむために走るだけのファンランナーにすぎないと言い放つ。  不正行為をしてまで勝とうとする珠子に反感を覚える琴花は、ハーフマラソン大会で珠子に勝つことを誓うが、珠子を意識するあまり自滅して途中棄権という結果に終わる。  不正を行った相手に負けたことを悔やみ、落ち込む琴花だったが、その大会で優勝した日本のトップランナー、舞沢京子に励まされ元気を取り戻す。  一方、珠子は自分がドーピングをしたこと、そしてライバルであり最大の理解者であった琴花を傷つけたことを後悔していた。  陸上競技の特待生として通う学校の期待に応えるためコーチの命令に従うしかなかったとはいえ、不正行為に手を染めたのはつまるところ自分の弱さが原因だと、珠子は学校をやめて引っ越すことを決意する。  それを知らない琴花は、雪辱を期すべく友人の杠夏美の協力を得て珠子に再選を挑む。夏美のはたらきで実現したレースであったが、珠子を逆恨みしている夏美は、珠子に不利な条件を押しつけていた。実はその日、珠子は生理だったのだ。  レースの途中、それに気づいた琴花は今回ずるをしたのは自分だと夏美にわびて逃げ出した。また、琴花はハーフマラソン大会で脱水症状でふらふらになった自分を、珠子が本気で心配してくれていたことを思い出す。  その後、珠子はドーピングを陸上競技連盟に自己申告し、処分を受ける。  互いに、相手が大切なライバルと再認識した二人は、翌年のハーフマラソン大会への出場を約し、新たな一歩を踏み出した。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2017年01月30日
青春 スポーツ 友情 読了時間:約66分(32,874文字)
短編
女子高等師範学校へ進学する学費を工面するため、家宝である藤原行成の歌集の買い取りを依頼しようと華族の冷清水家に出向いた君子であったが、自分のために家宝を売ってしまうことに葛藤を感じていた。 そんな君子に、冷清水家の当主の長子、君実は意外な提案をしてくるのだった。 第178回コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2015年10月01日
大正 恋愛未満 ハッピーエンド 読了時間:約19分(9,178文字)
短編
高校に入学したハルカは書道部に入り、一年生にしてパフォーマンス書道のメンバーに選ばれるものの取り返しの空かない失態を演じ、先輩方に迷惑をかけてしまう。 責任を感じたハルカは退部届を提出して書道部から身を退くが、習字愛好会の存在を知り……。 第21回電撃小説大賞1次選考通過作。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2014年08月08日
書道 高校生 盛春 読了時間:約55分(27,472文字)
短編
地方貴族の娘アニエスは王子カールに恋心をいだいており、王子の方もアニエスに対して特別な感情を抱いていた。 しかし、カールは政略によりほかの女性との婚約を間近に控えていた。 アニエスは恋心をおさえてカールにさよならを言うため、ひょんな事から知り合った魔法使いの弟子に助力を頼むのだが……。 二、三の賞で一次落ちした作品です。 とにかく、成就しない恋を書いてみたかったんですよね。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2014年05月10日
恋愛 魔法 少女 中世っぽい 読了時間:約64分(31,776文字)
短編
侍女シャルロッテは、仕えている王女アマーリエが隣国グリューネバルトへ輿入れすることが決まったことにより、思い悩んでいた。 本来であれば輿入れに付き従ってこの国を離れなければならないからだ。 それは、恋人マティアスとの別れを意味していた。 しかし、実はアマーリエも恋心を伝えあっている相手がいた。当然アマーリエの恋も破れることになる。 そのアマーリエが、輿入れする前にその相手と密かに会う機会を作って欲しいとシャルロッテに依頼してくる。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2014年02月01日
シリアス 中世 姫 読了時間:約19分(9,241文字)
短編
王の落胤であるテレーゼは、その事実を隠したまま占い師として暮らしていた。 ある日、そうとは知らぬ王から占いのために呼び出されたテレーゼは、王の前で占い師でありながら占いを否定してみせる。 その場に居合わせた王と同じように自らの欲に正直な王子、そして王子の寵愛を受ける謎の少女との必然的な出会い。 血筋を回る相関関係に、テレーゼは意外な決着をつける。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2013年11月29日
復讐 中世かな? 少女 骨肉の争い? ネット小説大賞五 読了時間:約17分(8,189文字)
短編
優奈と洋輔は子供の頃から二人で将棋を指すことを楽しんできた。 それは将棋を指すこと自体を楽しむことでもあるが、二人の時間を持つことを楽しむことでもあった。 しかし、いつしか洋輔に美穂という同級生のガールフレンドが現れ、その時間が終わりを告げようとしていた。 優奈は自分の気持ちに区切りをつけるための決意を秘めて、洋輔との最後の対局に挑む。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年10月01日
恋愛 三角関係 現代(モダン) 幼馴染 将棋 読了時間:約17分(8,363文字)
短編
クラスで孤立気味の桑原研一は、クラスメイトが流星群の観測会を開くという噂を聞きつけ、天体望遠鏡を買ってまでそれに加わろうと試みる。あこがれている石橋香菜も参加するはずだったからだ。 とはいえ、研一はあることをして香菜に嫌われているはずなので、参加したところで話かけることができたかどうかすら怪しいのだが。 観測会当日、やむなく研一がひとり公園で星空を見つめていると、なぜだか香菜がそこに現れ……。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年06月01日
恋愛 青春 ハッピーエンド? 学校/学園 高校生 読了時間:約16分(7,904文字)
短編
かつて故国では王族に名を連ねていたテレーゼは、その故国を滅ぼしたグリューネバルトに身を寄せ、王女付きの侍女として日々を送っていた。 その境遇を常に不満を持っていたテレーゼは、夜な夜な王女の命を弄ぶようなゲームに興じていた。 しかし、ある日それが侍女頭の知るところとなり……。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年02月11日
中世 シリアス 王侯貴族 読了時間:約19分(9,222文字)
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