登下校で角を曲がれば美少女にぶつかり転んだ拍子にパンツを見てしまい、
屋上でパンを食べていれば、何故か降ってきた美少女のパンツを見てしまい、
雨の中で捨て犬を拾ってひとりぼっちは寂しいもんな、と呟いたところを美少女に見つけられ、
パンを食べていれば美少女にお弁当を押し付けられ、
勉強に困っていれば美少女が優しく教えてくれて、
教室内でうっかり美少女に肩をぶつけてしまえばお詫びにデートを迫られた。
まるでギャルゲーの主人公のような人生で慌ただしくも楽しい日々を送った男が願ったのはただひとつ。
パンツとかデートの押し付けとか押しかけ女房とかもういいので、ただただ平穏な日常が欲しいから来世はモブになりたい。