『Credit: 信用。転じて、信用に基づく貸付可能額。』
この世界では、他人からの信用をお金に換えることができる。その行為は「Credit」と呼ばれ、人々の日常の中で盛んに行われていた。
高校1年生の涼宮伊織は、幼少期のCreditに関わるトラウマから、人と関わることができなくなっていた。そんな折、ひょんなことから、Creditに関わる相談を受け付ける相談部に入部することになってしまう。
「私、伊織さんに信じてもらえるよう、頑張ります!」
もう1人の相談部員、鈴鹿さくらと共に、Creditに関わる事件を解決する中で、伊織は「信じ、信じられる」ことへの渇望と難しさに葛藤することになる。これは、人を信じることができなくなった少年が、再び人を信じることを願うまでの物語。