作品一覧全6件
短編
その国は常に雨が降っていた。その降りやむことのない雨の国で生きる少年は、国中で集まった水を隣国に運ぶ仕事を請け負っていた。そして、その仕事の中で国境でのみ見れる隣国の青空に心惹かれていた。 その国は常に雲一つない青空が広がっていた。その日差しが常に降り注ぐ晴れの国で生きる少女は、国内で育った農作物を隣国に運ぶ仕事を請け負っていた。そして、その仕事の中で国境でのみ見れる隣国の水が降る町に心惹かれていた。 雨の国で生きる少年と、晴れの国で生きる少女。 国境での一つの出会いと別れの話。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2021年05月22日
読了時間:約15分(7,307文字)
連載 完結済 6エピソード
 その世界は滅びへと向かっていた。『断絶』と呼ばれる現象が大地を蝕み、世界を滅びへと運んでいた。  その滅びゆく世界で生きる少年セウはある日村の中心にある塔で一人の少女と出会う。  いつからあるのか、何のためにあるのか、誰も知らない不可思議な塔にいたセウの知らない少女。  無表情で関わりを遮断しようとする銀髪の少女が妙に気になり、セウは塔の外へと少女を連れ出す。そして塔の外に出た少女が出会うのは終末世界で生きる人々。  この世界が終わりに向かっているとわかっていながらも変わらずに生きる人々、そしてセウとのその友人たちとの関りが少女に何をもたらすのか。  これは例え世界が滅ぶとわかっていても今を生きようとする者たちの物語。  そして、世界最後の日常物語。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2021年05月08日
日常 ファンタジー 終末世界 シリアス 男主人公 読了時間:約166分(82,788文字)
短編
我が家には神様がいる。ただし、自称だ。気づけば完璧に我が家に溶け込んだ自称神様との日常。もはや現代のスタイルにすら溶け込んだお前はなんだよ。これは自称神様との他愛ない日常のお話。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2014年05月07日
日常 ほのぼの 神様 読了時間:約7分(3,131文字)
短編
これは例えばの話だ。なんていうか俺の妄想話だ。誰だってもしもこんなことになればいいのにとかってよく思うだろう?暇なときとかによく考えたりしないか。そう、これはただの「もしも」の話。仮定の話……だ。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2014年01月06日
妄想 異世界 読了時間:約7分(3,127文字)
短編
我が家には不思議な住人がいる。座敷わらしだ。これは気がつけば家の中でよく目の前に現れるようになった座敷わらしと俺とのたわいもない日常の話だ。……まぁ、俺の知る日常とはかけ離れてる気がするが。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2013年12月23日
幼女 座敷わらし 読了時間:約9分(4,233文字)
短編
俺は死んで幽霊になった。誰も気付かれることのない世界に俺は一人たたずむ。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2013年12月22日
現代 ほのぼの 学生 幽霊 読了時間:約6分(2,857文字)