鈴木 梨央奈(すずき りおな)は、東京都内のIT企業に勤める、平凡でどこにでもいる、冴えない36歳の女のはずだった。仕事が上手くいかず、落ち込む毎日。
しかし、人生には、フィクションがノンフィクションに変わる瞬間がある事を知る。
始まりは3ヶ月前、日常の中で感じた小さな違和感。
自分の”好きな色”への違和感だった。
いつもみていた夢にも変化が現れ、誰かが『生きろ』と言っていた。
違和感は広がり、梨央奈の記憶と身体に変化が起きていく。
自分を1番知っているのは自分のはずなのに……。
平凡だった日常に変化が起きていく。
舞台は、世界に天災が一つ増えた日本。
次元の歪みの発生と、未知の生命体の出現。
その存在は、日常に溶け込んでいた。
次元の歪みは、異次元への入口、通称ディメンションゲートをつくる。さらに、そこから、現れる未知の生命体は、通称アンノウンと呼ばれ、人間を襲う。
10年前に国が、次元の歪みと、ディメンションゲートから現れる未知の生命体(アンノウン)の存在を正式に認め、国の行政機関として、専門の組織「OSMAUD(オズマウド)」を設立。
OSMAUD(オズマウド)は、次元の歪みとディメンションゲートの調査、発生時の対応、未知の生命体(アンノウン)の調査、国民の安全確保、未知の生命体(アンノウン)との戦闘などを、任務とした。
だが、一般人の梨央奈にとっては、関係のない縁遠い話のはずだった。
梨央奈の知らないところで起きる出来事も、次第に梨央奈を巻き込み始める。
梨央奈は戦いへと巻き込まれていく。
そして、「DERUDOREIS:デルドレイス」とは、何なのか。
※まずは、7話目まで読んでみてください。世界観が伝わります。
※作品タイトルを下記の通り変更しました。
変更前「DERUDOREIS〜デルドレイス〜」
変更後「DERUDOREIS:デルドレイス 〜異次元で自分自身を知る戦いが世界を動かす〜」