異世界転生者である君をパーティに向かい入れ、短い時間だったが楽しい冒険だった。しかし、その旅もここで終わり。
君はどこへなり行き、何にでもなるといい。
僕たちの事は思い出してくれてもいいし、思い出さなくてもいい。だがその先の旅路はきっと豊かで恵まれたものになるだろう。
トップ冒険者の、一流たる僕たちは共に歩んだ。種族、人種、性別の垣根を超えた一流の僕たちのパーティに三年もいたんだ。経験、知識は何ものにも変え難い代物だ。大事にしてほしい。
最後と言ってはなんだが、どうか、僕たちのことは探さないでくれ。都合のいいことかもしれないが、僕たちは僕たちで上手くやるさ。
それでは、さようなら。
以上、くしゃくしゃに丸められた手紙に添えられた文から。