舞台は青森県三沢市。
中国の大学院を訳アリで中退した引据(ひきす)君が日本へ帰国するところから話は始まります。
青森県の三沢空港で待っていた同じ大学の事務員で中国人女性の王玲(ワンレイ)ちゃんと、院生時代に関わった研究に関して機密保持契約をしたいと持ち掛けられ...詳しい話は食事でもしながらと言われ、雨脚が強まる中、米軍基地近くの中華料理店を訪れることに。
食事を終え早速契約を...ということにはならず、まずは本人確認と称して、顔や口の中の撮影、指紋採取、店の店員からぱしられコンビニへ行かされ、その後店内で血液採取までされることに...そしてどんどん嵐は激しくなり。
その時、店の近くで雷が落ち停電になり、直後にナイフで殺害された遺体を発見。
遺体はどこから出現したのか。犯人はどこにどのようにして逃げたのか。
引据君、王玲ちゃんと店の店員による推理が始まるものの、天候の悪化とともに事態は思わぬ展開に...
というストーリーです。