中学校を卒業し、クラスで『お別れ会』を開くことになった。その当日、クラスのムードメーカーで、いつもヘラヘラしている飯田くんの、とある秘密が垣間見えることになる――。＊ "note"にて、同一の作品を投稿しております： https://note.com/marionnette/n/n51e2077d46db

あたしは、だるま。こたつの上で、かれこれ五十年も、あぐらをかいている。最近、あたしの主人がいなくなったんだけど、爺さん、何か知らない？ * "note"にて、同一の作品を投稿しております: https://note.com/marionnette/n/na66c4582df0b

スマホをいじりながら、生きている。もはやそう思えてくるほどに、私の生活はスマホに浸食されている。だからスマホは、私とスマホの関係を再度見つめ直すことにした――。 * "note"にて、同一の作品を投稿しております。

研究熱心な少女ハルは、「時間」という概念について考えている。同じ三分間でも、長く感じる三分間と短く感じる三分間があるのはなぜだろう。ハルが出した結論とは――。 * "note"にて、同一の作品を投稿しております。

男は５番ピンの呪いにかかっていた。投げても投げても、５番ピンだけが残る。何度目かの５番ピン残しをカマした時、とうとう５番ピンが男に話しかけてくる――。 * "note"にて、同一の作品を投稿しております。

野山の小道を歩いていたら、小さなほころびを見つけた。ほころびの向こう側では、おじいさんがほころびを修復する準備をしていて――。

街路樹Ｂ。それが、ぼくに与えられた名前である――。　＊ "note"にて、同一の作品を投稿しております。

未来に対して漠然とした不安を抱えるあなたは、藁にも縋る思いで彼に相談を持ちかける――。

長期間入院している少年は、昨日と変わらない今日に飽きていた。 ベッドの上から窓の外を眺めていると、美しい烏たちが大空を羽ばたいているのが見えた。少年は、彼らをもっと近くと見たいな、と思い立ち、こっそり病室を抜け出して、屋上に足を踏み入れる―――。

成人の日を迎えた二十歳のミオは、東京から寒い地元に帰って来る。 二十歳を迎えても、成人式に出るつもりはなかったミオ。それは、ミオの手首に深く刻まれている、過去に負った古傷が関係していて―――。