いきなり現れた異形の化け物により、人類は為す術もなく世界を奪われた。大地は化け物に踏み荒らされ、河は干からびてしまい、空は厚い雲に覆われ晴れることはなくなった。
追い込まれ、粗末な人生を強要される人類は、その数を大きく減らし絶滅の一途をたどる。
そんな人間の1人である10歳の少女リアニは、怪我をして動けなくなってしまった母親と、自分のための水と食料を恵んでもらいに、住処である洞穴近くにある村へ足を運ぶ。
外の脅威を全く忘れてしまうような平和な村で用事を済ましている最中、突如として村が化け物たちに襲われてしまう……。平和な村は一瞬で世界の脅威にさらされ、瞬く間に地獄へと変貌を遂げる。
その最中、なんとか化け物たちからの逃げることに成功したリアニは、村の出口で怪しい女性に出会う。
明らかに異質な雰囲気を放つ彼女を前に、リアニは恐怖で体が動かなくなってしまう……。
声にならないような声を必死に紡いで、彼女の名前を聞き出す。
彼女はこう名乗った。
「あたしは――終焉の魔女よ」
これはリアニと終焉の魔女との出会いから始まった、波乱に満ちた物語である。
※”カクヨム”にても連載開始。更新は小説家になろうが先になります。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月07日
シリアス ダーク 女主人公 魔法 冒険 日常 超能力 異能力バトル 天災 ドリコム大賞3 ESN大賞7 魔女 異種族 化け物 成長
読了時間:約461分(230,198文字)