主人公、荒川戦兎(あらかわせんと)は中1の時に父親から、強制的に太平洋にある国ヴェルカイヤに送られた。目の前には、女王が居り、助けてくださいと言われる。世界魔道大会を優勝したばかりの戦兎はそれを二つ返事で快諾。しかし、戦地に赴くとそこには阿鼻叫喚の惨たらしい光景だった。その光景に逃げ出した戦兎だったが現地の女の子2人を助けた。しかし戦兎は、その時人を殺した。体力の限界に達し、ぶっ倒れた。目を覚ましたらそこには、伊藤晶という少女がいた、彼女の話によると自分は3日も眠っていたらしい。その間に送り込まれたヴェルカイヤは滅ぼされていた。その絶望によって彼の中で何かが変わった。彼女を相棒に置いて戦兎は世界各地で交渉を行い神託の兎(マディス・レプス)と呼ばれるようになるまで成長した。
そして、2年後戦兎は高校生になっていた。私立武良忍(むらしの)学園に来ていた。この学園は魔法の実力が高いほど優遇され、低いほど冷遇されるシステムだった。世界各地の戦場を目の当たりにしている戦兎はその学園のシステムを嫌い下克上を考え、実力を隠してGクラスに入った。しかしそこには相棒である伊藤晶と実力が高い幼馴染6人がいた。幼馴染達は戦兎がやろうとしているのに賛同して着いてきたのだ。しかしそこにはかつてヴェルカイヤにいた王女も存在していた。少女はこう言う…「久しぶりね。戦兎」と、この物語は亡国を救えなかった世界最強の少年が幼馴染6人とクラスメイトと共に学園に喧嘩売る物語である。
10話目に到達したので、題名とあらすじを追加しました。
旧題名、武良忍学園での下克上~6人の幼馴染とクラスメイトと共に~