サニード王国の首都ルルカスの商店街に、雨の日限定で開店する、一風変わった八百屋がある。
店主の老婆と孫娘の二人で、切り盛りしている八百屋は、とある事情により、雨の日しか開店できなかった。
それでも、多くのお客さんで賑わう人気店である。
二人は、ルルカスの商店街で、楽しく八百屋を営みながら、平凡に暮らしていた。
ある日、突然悲劇が起こる。
なんと店主の老婆であるバーバラは魔女で、孫娘のレミーは魔王の子供であった。
何にも知らないレミーは、二人の男性と出会い、自分の意志で、行ってはいけない魔界へと来てしまう。
レミーを待ち受けていたのは、辛い過去の記憶と、自分を捨てた両親であった。
悲しい過去が蘇り、闇の魔力に飲み込まれてしまうレミーは、巨大な魔物と化してしまった。
そこへ、レミーを救おうと、一人の男性が勇敢に立ち向かう。
果たしてレミーを、無事に闇から救い出せるのであろうか。
レミーを救おうとする男性の運命は………。
ちょっとお節介なレミーと心優しい男性が主人公のお話です。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年02月18日
男主人公 女主人公 魔王 魔法 ほのぼの 魔女 雨の日 初恋
読了時間:約268分(133,708文字)