ある日突然、幼い頃から大好きな初恋の相手でもある婚約者ダニエルが一通の手紙を残していなくなった。
その手紙には“運命の人に出逢った”と記されている。運命の人って…
ショックを受けているのも束の間、セリーヌの元にこの国の王太子であるアルフレッドが突然現れた。
「ダニエルの婚約者だな?」と強引に手を取り引きずられるように学園の奥へ。
そこで衝撃の事実を知る。なんとダニエルの運命のお相手とはアルフレッドの婚約者であり、伝説の女神の生まれ変わりと言われる公爵令嬢であった。
そんなご令嬢を連れ去ったダニエルが、万が一他国へ渡ったとなれば捕らえられ極刑は免れない。
アルフレッドにとってダニエルは幼馴染でもあった。裏切られても婚約者と幼馴染にそんな事はさせまいと、二人を探しているという。
お互い婚約者に逃げられた王太子アルフレッドと共に二人を保護するために探し始めるのだが、気付けば王太子との距離が近づき…