作品一覧全10件
代表作 連載 完結済 20エピソード
 名ばかり貴族の貧乏男爵令嬢クリスティーナは、裕福ではないけれど、愛情深い家族と幸せに暮らしている。  ある日、クリスティーナに縁もゆかりもない大貴族の嫡男との見合いの申し込みが届く。男爵家一同は困惑するが断れるはずもなく、クリスティーナはユリウス・アーダルベルト・バレンシュテットと見合いをすることになる。  ユリウスは濃い栗色の髪に『水の精霊』の加護を持つ水色の瞳の貴公子。平凡な容姿、しかも男爵令嬢のクリスティーナがなぜ選ばれたのかまったくわからない。顔合わせの席でユリウスは、自分には特別な事情があり、そのため高位貴族とは婚姻したくないと言う。  クリスティーナは、ユリウスの事情が片づくまでの仮の婚約者「候補」だと考えて、ユリウスと交流を重ねる。クリスティーナは美しく優しいユリウスに惹かれながらも、仮初であると自分に言い聞かせて過ごしていたが、とうとう正式に婚約を結び、バレンシュテット辺境伯の領地で婚約者としてお披露目されることになる。  ユリウスの事情は、クリスティーナの想像以上に複雑で、難しいものだった。 ※アンティリア王国の話ですが、単独で読めます。R15は、人の亡くなる描写があるためです。時系列は『一目惚れからはじまる恋のあれこれ』の一年後、『虹色の霧の国』の約五十年前になります。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年04月13日
ネトコン13 女主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド 身分差 精霊 騎士 貴族 お見合い 婚約者 シリアスかも ゆっくり恋愛 身の程を知る 二重人格疑惑 読了時間:約157分(78,013文字)
連載 完結済 21エピソード
 わがまま王女が初恋の人を振り向かせるまでのあれこれ。  アマーリアは美しい容姿と魔力を持つアンティリア王国の第一王女であり、その見かけに惑わされた信奉者も多い。実際には生まれ持った大きな魔力を制御できず、暴走させることもしばしば。  アマーリアの心が乱れるとその魔力が暴走するために、王宮では彼女のご機嫌を取る使用人囲まれて、すっかりわがままに育ってしまった。  しかし、魔力を操ることを学ばせなければならないと、国王直々に公爵令息のヴァルターが護衛兼魔法の師に任じられる。  6年後、ヴァルターの根気強い指導によって、アマーリアは魔力制御を身につけたころ。ヴァルターが護衛を辞すると言い出した。 (『精霊姫は予見の未来に瞳を閉ざす』の7年前です。) ※ゆっくり更新になります。ハッピーエンドは決まっていますが、話の流れはまだふんわりの見切り発車です。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年02月28日
集英社小説大賞6 女主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド 王国 王女 騎士 精霊 魔術士 貴族 初恋 魔法使い ゆっくり恋愛 異世界 読了時間:約176分(87,635文字)
連載 完結済 26エピソード
※本編完結済、後日譚も了。  シャルロッテは、精霊姫と呼ばれる可憐な容姿で、今年、社交界にデビューする話題の侯爵令嬢。しかし、父の期待をよそに、シャルロッテはなんとかして社交界を避けて生きたいと考えていた。 『大地の精霊』の加護を持つシャルロッテは、ごくまれにいずれ目にする未来を見る力を持つ。幼い頃に見た未来の出来事にショックを受け、その力を秘密にしてきたが、貴族社会でなにかを見てしまうことを恐れている。  しかし、ひょんなことからその秘密が王太子フェルディナントに知られ、シャルロッテの力は『予見の魔法』だと教えられる。この件は預かると言われるが、フェルディナントの考えがわからず、シャルロッテは不安を覚える。 『予見の魔法』にはシャルロッテが思いもしなかった秘密が存在しており、それにかかわる様々な思惑に巻き込まれてしまう。 ※アンティリア王国の話ですが、単独で読めると思います。時系列は『虹色の霧の国』の六年前、『金色の湖風の行き先に』から四十数年後になります。 ※過去の話に義理の母に虐げられるお姫様が出てきますが、主人公自身はハッピーエンドです。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年01月25日
集英社小説大賞6 女主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド 王国 精霊 シリアスかも ゆっくり恋愛 王太子 一目惚れ 婚約者 予知能力 陰謀 実は溺愛 読了時間:約235分(117,292文字)
連載 完結済 50エピソード
 美晴は父についてなにも知らずに、母子家庭で育った。しかし母が亡くなる際に、父が生きていることを知らされる。三年後、大学生になった美晴は、母が親友に預けていた父の手がかりを知るが、「父は異世界の王子」という信じ難い話に困惑する。父に会いに行くなら日本には戻れないらしい。しかし、父に会いに行くことを決意した美晴は、虹色の霧の国を訪れる。  はじめて会った父は優しいけれど、歓迎してはいない様子で、美晴は自分が父と母が別れる原因であったのだと気づく。父との距離を縮められないまま、国王陛下に謁見するために王宮へ向かうことになった美晴は、義理の従兄弟で近衛騎士ラルフから、アンティリア王国での自分が『重要人物』であると聞かされる。  国王から二十五年前に起きた王国の危機と、母と父が過去に国を救ったこと、さらに公にはならない王家の秘密を聞いた美晴は、アンティリア王国で生きる決意をして父のもとへ帰る。しかし、父は美晴を待っていなかった。 ※アンティリア王国の話ですが、単独で読めます。時系列は『一目惚れにはじまる恋のあれこれ』の約五十年後です。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年12月11日
女主人公 魔法 ハッピーエンド 騎士 精霊 伝説 母が聖女 父が王子 王国 父と娘 そのうち恋愛 シリアスかも 魔女 ファンタジー 読了時間:約328分(163,552文字)
短編
思ったことをちょっと書いておきたくなったので。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2022年10月26日
日常 読了時間:約3分(1,303文字)
連載 完結済 8エピソード
 アルベルトは侯爵家の跡継ぎだが、精霊の加護の器があまり大きくない。将来のために各地を巡って領地経営の勉強をしている。  最近アルンシュタット子爵領では、葡萄栽培とワイナリーが成功しているらしいと聞いて、その地を訪れたアルベルトは、子爵の一人娘ユリアーネに一目惚れしてしまう。  しかし、ユリアーネは婿を迎えて家を継がなければならない令嬢だった。次期侯爵であるアルベルトは、彼女に交際を申し込むこともできない。  アルベルトが悩む様子が恋煩いではないかと気づいた母と妹は、一計を案じてユリアーネとアルベルトの出会いの場を設ける。 ※『一目惚れにはじまる恋のあれこれ』の、あれこれ頑張った側(おもに本人たちの周囲の人たち)のお話です。裏話になりますので、読まれる方は前作を先にお読みいただく方がよいかと思います。 『一目惚れにはじまる恋のあれこれ』より、長いですが結末は変わりません。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2022年10月24日
ほのぼの 男主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド ワイン 一目惚れ 葡萄踏み 精霊 令嬢 初恋 両思い 貴族 すれ違い 読了時間:約52分(25,774文字)
連載 完結済 2エピソード
 葡萄栽培とワインで有名な子爵家の一人娘ユリアーネは、親友に誘われて参加した侯爵家のお茶会で、次期侯爵に一目惚れしてしまう。この方の妻になる! と決意はしたものの、子爵家の一人娘が侯爵家の跡取りと結婚できるわけがない。  ユリアーネが親友に相談すると、親友は侯爵夫人から「ユリアーネも一緒に」と侯爵領へ招かれたという。ユリアーネはわけがわからないまま、一目惚れの相手アルベルトが待つ侯爵領を訪れる。  一目惚れの恋を成就させるために、周りのみんなががんばってくれる愛され令嬢のおはなしです。 ※アンティリア王国の話ですが単独で読めます。年代は古いほうになります。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2022年10月18日
ほのぼの 女主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド ワイン 貴族 令嬢 一目惚れ 初恋 葡萄踏み 両思い すれ違い 精霊 読了時間:約24分(11,700文字)
短編
 アンティリア王国の西の端には、精霊の力が濃い樹海がある。その森に一人で暮らす変わり者の男は、人知れず森の中にある精霊の力の泉を守っている。  ある日、男は森の外れで死にかけの子どもを拾う。男よりも強い魔力を持つその子どもは、男と一緒に森で暮らしたいと言う。男の邪魔をしない、という約束で二人は森でともに暮らすようになる。  二年後、森の暮らしにすっかり慣れた子どもは、独り立ちしろと男に言われながらも離れようとはしなかった。男は子どもに泉の番人を引き継ぐか、迷いはじめる。 ※アンティリア王国の話ですが、恋愛要素はありません。R15は怪我人が出るためです。年代はもっとも古い話になります。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2022年10月17日
シリアス 男主人公 西洋 魔法 魔女 精霊 加護 王国 魔力 魔術士 予言 魔獣 伝説 泉の番人 読了時間:約14分(6,511文字)
短編
「先生」ってなんでしょうね。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2022年10月06日
日常 読了時間:約3分(1,426文字)
短編
 廃墟となった都の門に、不似合いな立派な身なりの男が現れる。門に住み着いているらしい老人に声をかけられた男は、持っていた酒と引き換えに、老人の昔話を聞かされる。  三十年前、華正国は混乱の中にあった。当代の皇帝は叛逆を企てた叔父を制し、即位して五年。皇帝は未だ男児を得られていなかった。  皇后が出産のときを迎え、皇帝は今度こそ、と皇太子の誕生を期待していた。そのとき、聖帝の治世に現れるとされる鳳凰が顕現した、と叫ぶ声が宮中に響き渡る。  「皇帝陛下万歳!」「聖天子万歳!」の声が上がる中、皇后のもとに駆け付けた皇帝の前に示された赤子は、しかし“女児”であった。  なぜ男児ではないのか、鳳凰は本当に現れたのか。これはなにかの罠なのか。  皇帝は「目撃者」を切り捨て、“皇太子”を育てることを決意する。
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歴史[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年07月12日
シリアス 男主人公 中華 古代 内政 ヒストリカル 伝奇 時代小説 皇帝 廃墟 皇太子 叛逆 読了時間:約11分(5,242文字)