この日、母は父を殺す。そうして逮捕されて、絞首刑になってしまうのだ。それは＜夢＞で、けれどこれから確実の起こりうることをオヅマは知っていた。 この悲劇から紡ぎ出される連鎖を断ち切る為に、オヅマは行動を開始する。 現実と奇妙に交錯しながら、昏き夢はオヅマをどこに導くのか……。 少年オヅマを中心に、様々な駆け引きや、友情、愛憎、権謀術数が複雑に絡み合う。その中でひとつひとつ、オヅマが見出していったものとは？　選び取った一つ一つの行動の果てに、彼を待つものは？ ※カクヨム、ノベルアップplus、ハーメルンにも投稿しております。 （新規投稿並びに修正版ともカクヨムが先行となります） ※別に『昏の皇子』設定集（Nコード：N6092HR）というのを作ってます。ネタバレになるところもあるので、できればある程度読み進めてからご覧下さい。

塾の帰り道、公園で級友が男同士でキスしているのを見た…… 翌日には、彼が同性愛者だという噂が流れ始める。 【注意】まだスマホのない時代の高校での一コマと、その後日談。

早春のある日、疲れた顔をした女の死体が見つかった。彼女の人差し指の先にはダイイング・メッセージが残されていた……

つらつらと文字を連ねる日々を送ってきた作者が『書く』ことを発見した話。

現在連載中の拙作『昏の皇子』を、よりわかりやすく理解するための設定集です。人物紹介とか作中世界観などを紹介。ネタバレになることもあるので、できれば小説の方をある程度まで読み進めてから、補助的に参考程度に見ていただければ。

「おい、葉っぱ入ってんぞ！」 夫の苛立ちは鋭い言葉とともに、私に投げつけられる。本当に些細な、ちょっとした悪意の礫。 これが……理想の夫なのだろうか？