注意 この作品は、人と共同で書いています。
設定三日月
書 名無し不明
26歳の制服デザイナー、七夕四郎は平凡な日常を送っていた。だが、ある夜、謎の怪物に襲われ命を落とす。目を覚ました彼がいたのは、黒い太陽と赤い月が輝く異様な世界――地獄だった。
そこで出会った奇妙な「天使」アルスによって現世へ蘇った四郎は、自分が地獄から力を与えられた存在であることを知る。だが、その力は、世界を蝕む悪魔のウイルス「ネタファヤ菌」と深く関係していた。
ネタファヤ菌――それは一度感染した者を超人化させ、善にも悪にも変える未知のウイルス。感染の後遺症で生まれる凶悪な能力者「サタージャ」は街を破壊し、人々を恐怖に陥れていた。そしてそれに立ち向かうのは、ワクチンの副作用で能力を得た「ヒーローマン」たち。だが、このヒーローたちもまた、自らの力に蝕まれる運命を秘めている。
やがて明かされるウイルスの正体――それは、悪魔たちが作り出した人類への罠だった。善と悪、ヒーローと怪物、選択を迫られる四郎は、自らに宿る青白い剣を手に、現代を覆う悪魔の影と対峙する。
平凡な日常を奪われた青年が、天使と悪魔の狭間で選ぶ未来とは――。再生と戦いの物語がいま、幕を開ける