主人公・ルーラは、今までに何度も死んだ記憶があり、全て何者かによって殺されていた。
百一度目の生ではなぜかすぐに殺されず、平和な村に生まれる。両親から愛情を注がれ、幸せに育ち、十七歳になった。
ある日、洗濯物を取り込んでいるとタオルが飛ばされていまい、追いかけて森に入った先で、レオと出会う。
レオは、今までルーラを殺してきた影だった。
ルーラは気を失い、気づくと自分の部屋だった。そこで、自分を運んできたのはレオだと知る。
警戒するルーラだが、レオには事情と考えがあるようで……。
これは、二人が檻から抜け出し、幸せになるまでの物語。