その冒険者は、最弱でポンコツな少年でした。 ここは、5代大陸のうちの一つ、ミクレシア大陸、フォレイク王国、西南に位置する小さな村『ウィ・フォレト』。この村に住む一人の少年は、村の掟に従い、この村から出でいかなければならなかった。でも彼には、トラウマがある。それは、魔力測定だ。この少年は、このときに0という数字を出してしまった。それを見ていた同世代の子達にいじめられる羽目になる。外に出ることが出来なくなってしまった少年は、好きだった剣技も辞め、引きこもるようになった。だが、掟がある。少年は、森を抜け、街に行き、仲間を作り、冒険する。これは少年のスローライフな物語になる予定だった…。

その最強魔族は、魔族が嫌いになり、人間界にやってきた！？ 魔界は、大戦争中。レイスが使えていた魔王が暗殺されてしまい、戦争が終わった。が、魔界は悲惨な状況だった。子どもたちは泣き叫び、街には溶け始めた体が転がり、住居などどこにもなく灰だらけの世界へと変貌していた。そんな世界はもう嫌だ！レイスは、魔界が嫌になり、魔族が嫌いになり、人間界に逃げた...。人間界では、とても充実したスローライフを送ることになるが、実は魔王は死んでおらず、人間界を占拠しようという計画を立てるが、その計画をレイスが止めるべく立ち向かう。 「私は、少女と、この世界を守りたい。」 その思いのもと魔王討伐を試みるが...