獅子土謙人は表向きは刑事だが裏では忍者であり死霊魔術師という複雑な家系の生まれだった。彼は忍者と死霊魔術師の力を人々の役に立てようと考え、この力を使ってこれまで多くの殺人事件の犯人達を捕まえてきたが、とある殺人事件の調査中に大企業の陰謀に巻き込まれ命を落としてしまう。
人々の為に力を使ってきた結果が孤独な死という結果に絶望した謙人は「生まれ変わったら次は自分の好きなように生きる」と決意してから息を引き取り、異世界で一匹の魔物として転生する。
そして魔物に転生した謙人は「移動迷宮」という移動をするダンジョンの支配者となり、後に「正体不明のダンジョンマスター」として異世界にその名を知られるようになる。
これは以前書いた短編小説「オークに転生した俺は今日も奴隷のフリをする」の設定を少し変更した作品です。興味があれば短編小説のほうも是非読んでみてください。