白髪の少女が目を覚ますと、そこは異様に歪んだ不思議な空間だった。湿った草や苔に覆われ、空は青緑に染まった幻想的だが不気味な世界。突然、少女は黒い甲冑をまとった存在に命を狙われ、槍で攻撃される。命からがら逃げ込み、深い森へと姿を隠す。
その後も彷徨い続け、空腹と疲労で限界を感じた頃、再び黒い甲冑の者を見かけて身を隠すが、そこで謎の仮面の女性「ファイ」と出会う。ファイは不気味な笑みを浮かべながらも、少女を森の外れにある村へ案内してくれることに。
少女は自分の名前も思い出せず、過去の断片的な記憶(母との暮らし、見知らぬ男たち、そして黒い甲冑の存在)を語りながら、ファイと共に村を目指す──