ある日、公爵令嬢アミーリア・レインの母、エミリーが失踪する。必死の捜索も叶わず、大好きな母を死んだ事にされてしまったアミーリアは悲しみに明け暮れる。
父も新たな再婚相手を連れて来たり、世間では母の事など、もうどうでもいいといった様子だった。
しかし、アミーリアは母を諦めきれず、生存を信じて一人捜索を続けた。死んだ母を探し続ける愚かな娘という烙印を押されたアミーリアは、誰からも相手にされなくなってしまった。
「もう失う物なんて何も無い。他国に送られくるらいなら、いっその事ーー」
心が壊れてしまいそうになり、自暴自棄になるアミーリア。しかし眠りについたその瞬間、母から貰った指輪が強い輝きを放った。
目を覚ますと、そこは現代の日本だった。
偶然通りかかった女子高生の佐藤琴音に拾われたアミーリアは、現代で生きていく決意をする。
支えてくれる優しい人達、それぞれが抱える問題、そして再び手に入れる母の手掛かり。
新たな希望を胸に、慣れない世界で新たな人生が始まる。
※基本的にはアミーリア視点のお話となります。サブタイトルの末尾に(キャラクター名)が付いている時には、そのキャラクターの視点となります。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
R15残酷な描写ありガールズラブ
最終更新日:2022年09月13日
日常 冒険 ほのぼの シリアス 女主人公 現代 転移 魔法 百合 ハッピーエンド
読了時間:約68分(33,903文字)