『旧題名:アルセリオン』
カルマ・ラボ――そこは最先端の錬金術と魔導技術が交錯する場所だった。数十年の研究の末、「最高傑作」と名高い存在が誕生する。その名はアルセリオン。その力は時を超え、未来さえも書き換えると言われていた。
しかし、帝国の野望がカルマ・ラボを襲う。次世代兵器としてアルセリオンを狙う帝国軍の侵略により、ラボは壊滅。アルセリオンの創造主である天才錬金術師エリオットは最期の力を振り絞り、アルセリオンを湖へと送り出す。
「未来を信じろ。お前ならきっと……」
湖の深淵へ消えたアルセリオンはやがて覚醒する。失われた記憶を手繰り寄せながら、人間と魔族の世界を旅する中で、己が生まれた意味と背負う宿命に気付いていく。
帝国の追跡者たちが迫る中、アルセリオンは数々の仲間と出会い、世界の真実と対峙することに。
これは、孤高の存在が自らの運命を切り拓き、やがて“未来”そのものとなる物語。
男主人公 人外 魔王 勇者 ハーレム チート 魔法 冒険 超能力 転生 最強 複数主人公
読了時間:約67分(33,460文字)